２月１５日 第３回よこはま団地再生コンソーシアム シンポジウム
- ～南永田団地の取り組み～
- 2020年2月15日、中区の横浜市技能文化会館で「豊かな外部空間・共用空間を利用した団地の魅力向上」と題して開催されました。
- いくつかの活動報告がありましたが、ここでは横浜市南区の南永田団地のまちづくりについて報告します。
- 南永田団地は、1974年～1982年に建設された、総戸数2,483戸、分譲1,035戸・賃貸1,425戸の団地で、人口4,300人、高齢者の割合は人口比99％、高齢者の一人住まい670世帯という、高齢の多い団地です。
取組み発表は、「空き店舗を利用した地域の見守り・交流拠点の整備運営について」と題して、「NPO法人永田みなみ台ほっとサライ」の副理事長、佐藤明美氏が行いました。
報告によれば、まず空き店舗を利用した交流拠点の開設を目標に、まちづくり運営委員会を2016年2月に発足させています。地域住民・自治会、地区社協、商店代表、小学・中学校教諭・PTA、保育園、地域ケアプラザなどが集まることになり、2018年1月「NPO法人永田みなみ台ほっとサライ」を立ち上げました。
横浜市交流拠点事業補助金850万円を活用して、UR都市機構の協力も得て空き店舗を改装。2019年4月に「サロンほっとサライ」をオープンしています。
営業時間は11:00～15:00で、喫茶・軽食を提供、ボランティアスタッフ28名で運営しているそうです。
障害支援センター製造のお菓子の販売、民生・児童委員の無料相談、小学6年生のボランティア実習、などを行っており、団地活性化に取り組んでいます。
■よこはま団地再生コンソーシアムとは：
横浜市の団地に関連する（神奈川県、横浜市、神奈川県住宅供給公社、横浜市住宅供給公社、独立行政法人都市再生機構、住宅金融支援機構）が、経験ノウハウ等を相互に活用し、連携して取り組むとともに、新たな施策支援策など仕組み作りを行うことで、大規模団地等の再生を推進し、魅力ある持続可能なまちづくりを実現することを目的として発足している。
