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コロナウイルス感染拡大下での管理組合活動

コロナウイルス感染拡大下での管理組合活動
浜管ネット 理事:吉光 隆(左近山団地管理組合協議会)

(1)総会の開催について 昨年の初めに、新型コロナウイルスの感染が拡大し、わたしたちは大勢が集まる管理組合の 総会が開催できるのか、総会をどのようにすべきか、浜管ネット通信のQ&A「総会開催に ついて」等を参考に検討を行いました。
わたしたちの管理組合協議会(5管理組合で構成)では、そのうち3管理組合が、出席をで きるだけ控えていただき、委任状、議決権行使書の提出で総会を開催しました。45 戸の小 規模の管理組合では、書面にて決議を行うことを全員の承諾を取って行いました。370 戸の 管理組合では、書面にて決議を行うことの承諾を取らずに、書面決議の総会を実施し、規約 の変更も行っています。全員の承諾を取らないと書面決議はできないことを指摘したので すが、その管理組合では、承諾の取り方については規約に規定がなく、緊急事態宣言下にお いては書面決議を行うことにとくに反対の意思表示をする者がいなかったとの理由で書面 決議の総会を実施しています。しかし、全員承諾の証拠は出せるのか、など法律に抵触する おそれのある総会の開催だと言わざるを得ませんが、今回のような、感染症の拡大の恐れの ある緊急事態や、災害などで総会が開催できない場合等の総会の開催方法について、国はも っと具体的な規定を決めるべきではと思っています。

(2)大規模修繕工事等の住民説明会ができない
給・排水管設備の修繕を現在計画中で、その工事内容の中間報告会を計画したのですが、感 染拡大により緊急事態宣言になり、報告会はやむなく中止し、感染拡大が終息してから行う ことにしました。
組合員からは、「緊急事態宣言から 1 年が経過しましたが、状況が改善しているようには感 じられません。人との接触を減らすため、外出を控えるよう呼びかけられています。今回の 設備改修工事は、屋内の工事で工事関係者との接触機会も多いと思われます。したがってこ の議案には反対です。」とまだ基本計画の段階で、実際の工事は 2~3 年先になるのですが、 もうこのような懸念を持って反対を表明している方がいるのです。 感染が終息し説明会ができるのか、組合員の懸念を払しょくできるのか悩むところです。

(3)ワクチン接種で感染は終息するのか
わたしは組合員との会合等、人と会う機会が多いので早くワクチン接種を受けたいと思っていました。私の団地に隣接するスポーツセンターが集団接種会場となったのですが、予約がなかなか取れません。あきらめかけた時に、東京の大規模接種会場の予約ができ、1回目の接種を受けることができました。
しかし、隣接する集団接種会場の予約が取れないことは問題です。さらに、集団接種会場に ワクチン接種に来る車が、私の管理組合が管理する駐車場の車と接触事故を起こす始末です。一方で、ワクチン接種の送迎バスの運行に支障があるので、団地の樹木の剪定を行わせてほしいと横浜市から申し出があり、横浜市が剪定を行ってくれました。
「ワクチンは危険、接種は受けないでください」と、怪文書が投かんされたこともありました。 わたし宛に今年の 2 月中旬、「今回のコロナワクチンは、既存のワクチンの中でもきわめて危険なワクチンである。チップというものが入っていて、このチップを通して彼ら(※NWO:ニューワールドオーダー、新世界秩序と呼ばれている闇の組織のことらしい。この文を投かんした人の記載)の思い通りにされようとたくらんでいる。せめて、S街区の住民にはコロナワクチンを打たせないように協力をお願いできないでしょうか。」という内容でした。誰がこのような文書を投かんしたのか全く予想がつきません。理事会にもこの文書が投かんされたことを知らせましたが、まったく見当がつきません。 わたしは、ワクチン接種が国民の 7 割ぐらいまで進めば、感染拡大は終息の方向になるのではと考えています。しかし、数年はコロナの感染が続くという見方もあるようです。 わたしたちの生活や、管理組合の計画の実施にも支障が出るので、コロナウイルスによる感染拡大が早く終息することを願っています。

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