民主主義とは何か?高橋源一郎さんは「僕らの民主主義なんだぜ」で「意見が通らなかった少数派が、それでも、『ありがとう』ということのできるシステムだ」と書いている。
意見の違う他人と、それでも「一緒にやってゆくこと」だが、言うは易く行うは難しい。
管理組合の理事会や総会は「何かを決める場」だが、異なる意見をどうやって一定の結論に収束させるのか。多数決で決める、が原則だとわかっているが決定に至るまでのプロセスは単純ではない。ディベートの訓練ができていない日本人は、時に喧嘩になってしまうこともある。「大きな声」の男性理事に女性理事は、圧倒され口をつぐんでしまいがちだ。「遺恨を残す」からと意見を言わない人もいる。
異なる意見に対して、相手を傷つけないように、冷静に反論することは簡単ではないと実感されている方も多いことだろう。
結論を急がない、自由な意見交換の場ということであればもっと気楽に話せるのだろうか。井戸端会議のように。