災害時に在宅避難するための三種の神器は、携帯トイレ、食料、水
大規模災害発生時、電気・ガス・水道などのすべてのインフラが数日間停止することが考えられます。マンションの場合は特に、自宅マンションで生活ができると判断した場合、避難所(学校や公民館)へ行くよりマンション内で在宅避難を選択することが多いと思います。
数日から数週間の自宅避難を快適にするために最低限何が必要か考えます。
1.携帯トイレの準備
大地震発生後は、1階から最上階までの配管の正常かどうか確認できるまでトイレを使用できなくなることが想定されます。
排水管が破損した状態でトイレを流すと、汚水が漏れたり、詰まった部分から汚水が逆流して1階などの下層階からあふれ出ることがあるからです。ウォシュレットが当たり前の日本人には、水洗トイレが使えないストレスは最大の問題です。災害時に慌てないように、携帯トイレを使うなど個々の家庭でのサバイバル訓練が必要になります。
参考:携帯トイレは最低限、1人、1日5回、一週間分計35個程度用意するとよいでしょう。ネット通販などで購入可能です。
通常、ごみ袋と凝固剤がセットになっている場合と、凝固剤のみで、ビニール袋は自分で用意する場合などがあります。
安価で済ませる場合は45Lごみ袋+簡易トイレ用凝固剤の組み合わせでもよいでしょう。使用済携帯トイレは基本的に可燃ごみ扱いになり、処分も容易です。(各自治体でごみ処理方法が異なりますので確認は必要です。)
2.食料(お米)
乾パンなどの食料はすぐ飽きます。
カセットコンロでポリ袋炊飯をしてみてはどうでしょう?
ポリ袋炊飯(イザめし!)(NPO法人伊東里山クラブ)
冬は暖がとれ、残ったお湯も他の用途に使えます。
梅干しやふりかけ、缶詰があれば飽きません。
一家に一台、カセットコンロとガスボンベ数本は備蓄しましょう。
3.水(ペットボトルの水の備蓄)
ペットボトルの水は災害用でなくても常に備蓄しましょう。
管理組合としては定期的な防災訓練、防災マニュアル作成・見直しが必要になります。(年々便利な防災グッズが安価で出回ります)
浜管ネットでは、管理組合の防災の取組について、情報提供をお願いしています。
防災マニュアル、防災関連の広報誌等の提供をお願いいたします。
皆さんから提供いただいた防災に関する情報を共有して、それぞれの管理組合の防災訓練やマニュアル作りの参考にできればと思います。
(防災WG)